暑い日にぴったり!涼しい冷鉱泉を楽しむための5つのおすすめ
温泉については、一般的には暖かいものと思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
温泉法によると、温泉とは「地中から湧き出る温かい水や鉱水、水蒸気、およびその他のガス(ただし、炭酸水素を主成分とする天然ガスは除く)であり、湧出口で温泉の温度が25℃以上であるか、鉱水1キログラム中に温泉法で定められた量以上の物質が含まれているもの」とされています。
つまり、必ずしも温泉とは温かいものだけではなく、25℃以下であっても指定の物質を含んでいれば温泉とみなされるのです。
25℃以下の冷鉱泉は最初はひんやり感じ、徐々に肌寒くなるものです。
冷鉱泉の中には、その冷たさから「修行に来たのではないか」と思われるほどのものもありますが、暑い日には快適でぴったりです!そこで、全国各地にある涼しい温泉や冷鉱泉の中から、ガイドがおすすめするいくつかを紹介します。
美しい白濁が特徴!硫黄冷鉱泉「赤川温泉赤川荘」
赤川温泉赤川荘は、大分県竹田市に位置する一軒宿で、標高1100mの阿蘇くじゅう国立公園の渓流沿いに建っています。
ここでは、美しい白濁が特徴の硫黄冷鉱泉が湧き出ており、冷たくてひんやりとした硫黄泉は珍しいものです。
その泉質も素晴らしく、「日本一の冷鉱泉」として評判を得ています。
露天風呂は2つに仕切られており、写真の手前側は42℃まで加温された浴槽で、奥側は非加温で約20℃の源泉をそのまま楽しむことができます。
滝を見ながら加温された浴槽を楽しんだ後、涼しい源泉に入ると、夏場は特に心地よいです。
ただし、源泉はかなり冷たいため、長く浸かることはできません。
温かい加温浴槽と冷たい源泉浴槽を交互に楽しむ「温冷交互浴」は、新陳代謝を促進し、ダイエット効果も期待できるため、入浴法としておすすめです。
大正ロマン漂う八塩温泉 神水館でひんやり体験!
東京から関越自動車道を利用して約1時間で到着できるのが、八塩温泉神水館です。
ここは首都圏から気軽に訪れることができるひんやりとした温泉地です。
八塩温泉は群馬県に位置していますが、埼玉県との県境を流れる神流川のほとりにあります。
神水館は1931年に創業され、大正ロマン漂う雰囲気が魅力的です。
写真の左側には加温された大きな浴槽があり、右側の浴槽では源泉そのままを楽しむことができます。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素冷鉱泉で、源泉の温度は15℃です。
真水ほどの冷たさではありませんが、少しゾクゾクと刺激を感じます。
しばらく入っていると、じわじわと体が温まる感覚が得られますが、ナトリウム泉ならではの効果です。
しかし、時間が経つと鳥肌が立つため、ゆっくりと入浴することはできません。
寒くなると、隣にある加温浴槽で体を温めます。
加温浴槽はやや温かめで、心地よい入浴感があります。
源泉浴槽と加温浴槽を交互に利用することで、温泉成分がお肌に浸透し、湯上り後はすっきりとした体となり、美肌効果も得られます。
群馬県藤岡市にある神水館は、充実した設備と美しい炭酸泉が自慢の温泉施設です
神水館は、群馬県藤岡市に位置する温泉施設です。
ここでは、炭酸泉を楽しむことができます。
炭酸泉は、泡がたくさん立ち上がるため、肌に気持ちよく当たります。
また、炭酸泉には血流を促進し、肌を滑らかに保つ効果もあります。
このような特徴から、多くの人々が炭酸泉を求めて訪れています。
神水館では、日帰りでの利用も可能で、昼食付きのプランも提供しています。
予約は前日までに行う必要がありますので、早めにご予約ください。
詳細な情報は公式ホームページをご覧ください。
富岡製糸場の近くにある下仁田温泉 清流荘は、夏に訪れたいひんやりとした冷鉱泉が自慢の一軒宿です
下仁田温泉 清流荘は、群馬県下仁田町にある一軒宿です。
ここでは、冷鉱泉を楽しむことができます。
冷鉱泉は、泉質が涼しくて心地よいと人気です。
泉質は含二酸化炭素-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉で、源泉温度は13.7℃です。
特に加温された浴槽では笹にごりの湯が楽しめますが、源泉浴槽は赤茶色をしており、肌に細かな気泡が付着します。
夏の気温が高い時期に訪れると、泉温も上がるため、20℃くらいに感じられます。
暑い夏にぴったりの涼しさを感じられる温泉です。
詳細な情報は公式ホームページをご覧ください。
下諏訪に位置する神の湯は、毒沢鉱泉を楽しむことができる秘密の温泉です
毒沢鉱泉 神の湯は、下諏訪に位置する温泉です。
この温泉は、武田信玄の隠し湯として知られています。
そのため、毒沢という少し不気味な名前が付けられています。
この名前は、逆に人々が近づきにくいという意図が込められています。
神の湯では、男女別の内湯を提供しており、加温された浴槽と小さな源泉浴槽の2つが備わっています。
泉質は含鉄-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉で、源泉温度は4.2℃です。
このため、真夏の暑い日でも非常に寒く感じられます。
毒沢鉱泉 神の湯を訪れたい場合は、公式ホームページから詳細な情報を確認してください。
毒沢鉱泉神の湯で温泉を存分に楽しむための方法と特徴
毒沢鉱泉神の湯は、長野県諏訪郡下諏訪町に位置する温泉施設です。
他の温泉施設とは異なり、ここでは加温された赤茶褐色の浴槽と源泉浴槽を交互に入浴することができます。
この入浴方法によって、体は徐々に温まり、ゆっくりと温泉を堪能することができるのです。
また、特筆すべきは、源泉浴槽での温泉の味わいです。
この温泉は、自己責任で味わってみる価値があります。
なぜなら、なんとレモンのように酸味があり、意外にも美味しい味わいなのです。
普通、温泉の味といえば無味無臭が一般的ですが、ここでの源泉は独特であり、楽しい驚きを与えてくれるのです。
さらに、毒沢鉱泉神の湯の基本情報もお伝えします。
入浴料金は大人700円とリーズナブルであり、日帰り入浴時間は午前10時から午後9時までの間で利用することができます。
詳細な情報は公式ホームページで確認できますので、訪れる前にチェックしておくことをおすすめします。
毒沢鉱泉神の湯は、特徴的な入浴方法と美味しい温泉の味わいで人気を集めています。
ぜひ、この施設で贅沢な温泉体験をしてみてください。