熊本県/黒川温泉 おすすめ旅館と観光情報
黒川温泉の露天風呂めぐりを楽しもう!
黒川温泉(熊本県)は、熊本空港からバスで90分、JR阿蘇駅からバスで45分の山間の温泉地である。福岡からも車で2時間と、九州旅行のおすすめコースだ。
温泉街全体が温泉のテーマパークのようで、日本人が大好きな和風の温泉情緒をデザインした旅館が多い。
テーマパークというと人工的なものをイメージするが、実はその逆。独特の「黒川流」民芸調は、九州のみならず日本全国の温泉地のお手本となっている。
黒川温泉の源泉と泉質
白濁した濃厚な硫黄泉が楽しめる!黒川温泉の泉質は、含食塩芒硝硫化水素泉が主体。ただし、宿によって硫黄分や鉄分の含有量が異なるので、いろいろな泉質が楽しめる。
黒川温泉は露天風呂が有名だが、宿によって温泉の表情が異なることが、温泉街の価値をさらに高めている。
黒川温泉の旅館
黒川温泉には27軒の宿泊施設がある。どの宿も黒川温泉らしい民芸調で、露天風呂や風情ある湯に恵まれている。数十軒の旅館がある温泉街で、これほど当たり外れのない温泉地は珍しく、それが人気の秘密だと思われる。
代表的な宿を選ぶのは難しいが、温泉街の中心に位置し、民芸調でありながら高級感もある「黒川荘」、中心から離れているが自然に恵まれた露天風呂が魅力の「山みず木」などがある。近くには泉質抜群の離れを中心とした高級旅館「野の花」もある。谷間の宿が多い黒川にあって、高台にある「こうの湯」は爽快な開放感がある。旅館山河は、洗練された街として知られる黒川の中でも、ひときわ風情のある宿として知られている。街の中心に位置する美里には名湯で泉質が抜群だ。
黒川温泉の入浴施設
黒川温泉自体が観光地のため、入浴施設は気にせず、時間の許す限り露天風呂巡りに専念することをお勧めする。
秘湯の雰囲気漂う黒川温泉には、素朴な内湯だけの共同浴場「地蔵湯」と「穴湯」もある。
黒川温泉の観光
黒川温泉は温泉街そのものが観光スポットである。そのため、日帰りでも宿泊でも、入湯手形を購入して3つの露天風呂を巡るのがベスト。
徒歩で3軒の宿を回れるためか、温泉街の中心部の宿が人気で、週末はかなり混雑する。そんな時は、中心部から少し離れた宿に泊まることをお勧めする。週末でも貸切風呂が楽しめ、黒川らしい落ち着いた雰囲気の中で贅沢な気分を味わえるかもしれない。
そんな温泉気分を味わえる土産物店のひとつが、いご坂通りにある「ふくろく」だ。この店オリジナルの日本手ぬぐいはデザイン性が高く、思わず何枚も買ってしまう。阿蘇特産の乳製品を使った「山吹色ジャージーヨーグルト」は、日本を代表する高級旅館の朝食にも採用されている。「cafe&rest HoKaRi」などおしゃれなカフェも増えていることから、若いカップルにもおすすめの温泉地だ。
黒川温泉基本情報
黒川温泉観光旅館協同組合
住所 熊本県阿蘇郡南小国町黒川さくら通り
電話番号 0967-44-0076
熊本空港から車で約1時間30分